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●しょうゆ
あなたの家のしょうゆは、1リットル198円のスーパー特売の醤油ですか?それとも1リットル1000円の丸大豆醤油でしょうか?

上手に節約して家計をやりくりする奥さんならば、当然安いものを選ぶでしょう。しかし、安いものには「安い理由」があるのです。
本物の醤油
※昔ながらの製法で作られた醤油

本来のしょうゆは安心素材
丸大豆しょうゆ(本物のしょうゆ)は、昔ながらの製法で、手間も時間もかかります。1年以上もかけて作られます。原料は大豆・小麦・食塩のみ。そこから生み出される「うまみ」は奥深く、甘味や酸味、こうばしさなど、化学で解析できないぐらい複雑な味がかもし出されます。

安いしょうゆは化学物質満載
一方、安いしょうゆはどうなのでしょうか。確かにしょうゆのような味がしますが、丸大豆しょうゆと比較すれば、別物だということが分かります。

製法も全く違います。主原料は、大豆油をしぼりとった後のかす(脱脂加工大豆)です。これを塩酸で分解すると、しょうゆのベースとなるアミノ酸液ができます。ここに、うまみはグルタミン酸ナトリウムで、甘さは甘味料で、酸味は酸味料で、こくととろみは増粘多糖類で、色はカラメル色素で補ったうえで、日持ちするように保存料を加え、最後に少しだけ本物のしょうゆで香り付けをします。
しょうゆ
これが安いしょうゆの中身です。このように作られた「しょうゆ」をあなたは使うことができるでしょうか。自分の体や大切なご家族の体にしょうゆに含まれる化学物質が日々蓄積されるのをあなたは無視できるでしょうか。

●たまご
たまご
スーパーの安売りの花形といえば玉子。10個入り1パック100円前後という特売商品も珍しくはありません。

しかし、そのわきで、1パック300円~500円もする値段の高い玉子も売られています。これも「安いものには安い理由があります。」

抗生物質入り飼料で育つニワトリ
玉子を産むのはニワトリですね。そのニワトリはどのように飼育されているのでしょうか。大規模な施設の中でケージに閉じ込められ、密集した中で飼育されています。当然、病気が発生しやすくなりますし、一度発生すると大量感染する危険性もありますので、予防のため、穀物に抗生物質を混ぜ合わせた「配合飼料」が与えられます。
密集状態で飼われるニワトリ
密集状態で飼われるニワトリ(=ケージで仕切られることも)。
1羽が病気になると大感染し、農家が莫大な損害をこうむるので、
予防のため、抗生物質入りの飼料を食べさせるなどしている。
(写真:ブロイラー養鶏経営より)

飼料原料には強力な農薬も
抗生物質入りの飼料で育てられているということ自体が敬遠したくなる事実なのですが、飼料に使われている穀物も安全に疑問が残ります。ほとんどが輸入品なので、毒性の強い収穫後農薬(ポストハーベスト)が残っていたり、遺伝子組み換え穀物が利用されていたりする可能性があるのです。
こうして、化学物質が充満する体に育ったニワトリから生み出されたのが安く売られている玉子です。玉子は農産物なのか化学製品なのか?こんな疑問さえわいてきそうです。


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