忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

●バナナ

危険農薬、相次ぎ検出
日本への輸入バナナから1990年代前半、ベノミル(殺菌剤:発がん性)、チオファネートメチル(殺菌剤:発がん性)、クロルピリホス、TBZ(防かび剤:催奇形性)、イマザリル(防かび剤:発がん性)、ベノミル(殺菌剤:発がん性)、チオファネートメチル(殺菌剤:発がん性)などが相次いで検出されました。

今も、防かび剤以外のポストハーベストについては表示されていないので、輸入農産物の残留農薬の実態は詳しく分かりません。

偽装無農薬バナナ
2005年2月、農水省は、「無農薬」と表示されている農産物の特別調査を実施した結果、農産物の大手生産・販売会社「ドール」(東京)が販売したフィリピン産バナナなど37業者の商品から不適正な表示が見つかったと発表しました。同社は約3年半にわたり、農薬を使用して栽培したフィリピン産バナナを「無農薬」として販売していました。

●小麦

日本では小麦の消費量の大半を輸入に頼っています。小麦の大輸出国である米国では、小麦に有機リン系殺虫剤のマラチオンやMEP(スミチオン)など約20種類のポストハーベスト農薬を認めています。1997年度と98年度の日本の厚生省(当時)による残留農薬検査で、輸入小麦やパンからマラチオンとクロルピリホスメチル、臭素(いずれも殺虫剤)が検出されました。

世界各地に穀物の生産・加工・流通のネットワークを持つ巨大穀物商社は、農家から購入した穀物を国際相場をみながら出荷するため、穀物を倉庫で長期貯蔵することがあります。虫から小麦を守りながら長期保存するには、ポストハーベスト農薬をふんだんに使う必要があるのです。

ポストハーベストで処理された小麦には「7年間虫がつかない」と言われています。

●その他の輸入農産物

じゃがいも
ポテトチップスやフライドポテトの原材料として、米国産などの輸入冷凍じゃがいもが広く使われています。

米国では、じゃがいもの発芽防止のための除草剤IPC(クロルプロファム:発がん性)殺菌剤TBZ(催奇形性)、植物成長調整剤テトラクロロニトロベンゼンがポストハーベストとして使われています。

その輸入にあたって、日本が定めたIPCの残留基準値は当初、0.05ppmでした。ところが、その後WTO(世界貿易機関)加盟に際し、国際基準に比べて低すぎる(したがって輸入の障壁になる)として、基準値を1000倍の50ppmに大幅緩和し、米国産冷凍じゃがいもの輸入に便宜を図りました。

外国産の米は、精米してから殺虫剤をスプレーして輸送する場合があります。

その他の農産物
ここまでに取り上げた作物以外にも大豆やとうもろこし、さくらんぼ、かぼちゃなど野菜類、ナッツなど、ほとんどの輸入農産物にポストハーベスト農薬の恐れがあります。


PR
リンク
ブログ内検索
© 2010, ブログ管理人yAHi. All rights reserved.
Powered by 忍者ブログ [PR]