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●シャンプー&リンス

シャンプーの経皮毒
シャンプー
シャンプーにはとりわけ多くの経皮性の有害化学物質が含まれています。

まず、頭皮の脂汚れを洗い流すために「ラウリル硝酸ナトリウム」のような合成界面活性剤が使用されていることが多くあります。保湿剤や乳化剤、防腐剤、着色剤など様々な経皮性の有害化学物質が含まれています。

◆市販のシャンプーによく含まれる主な有害化学物質
合成界面活性剤ラウリル硫酸ナトリウム
ラウリル硫酸Na(SLS)
ラウレス硫酸ナトリウム
ラウレス硫酸Na
保湿剤・乳化剤プロピレングリコール(PG)
ジエタノールアミン(DEA)
防腐剤安息香酸
安息香酸塩
酸化防止剤エデト酸
エデト塩酸(EDTA)
着色料タール系色素

天然成分の含有を強調している製品もありますが、その効果を補助するためにさらに化学物質を添加していることもあります。

リンスの経皮毒
リンス(コンディショナー)に使われている合成界面活性剤は使用感をよくするために陽イオン系界面活性剤といって殺菌剤、帯電防止剤、柔軟仕上げ剤が使われています。これはシャンプーの合成界面活性剤よりも強力で有害な作用を持つことが多い化学物質です。

シャンプーやリンスには、環境ホルモンであるエストロゲンの作用をする可能性がある有害化学物質が含まれる場合があります。これらの物質は動物のメス化を引き起こしますが、女性の月経周期や妊娠・出産にも影響を与える可能性があります。

頭皮は経皮毒の吸収率が高い
頭皮は他の皮膚よりも角質層が薄いので、経皮毒の吸収率が非常に高くなっています(腕の内側の3.5倍)。頭皮に界面活性剤やプロプレングリコールが接触すれば、皮膚のバリアーが著しく破壊され、他の有害物質も一緒に高い率で浸透してしまいます。

それを毎日繰り返し、有害物質を蓄積し続けているのです。しっかり選別してシャンプーやリンスを使いましょう。

ラットでの実験
ラットを使った実験で、合成界面活性剤を使ったシャンプーを塗ったラットは、毛がはがれ、皮膚は赤くはれ、肝臓や腎臓の機能も低下し、一部は死んだそうです。一方、石けんシャンプーを塗ったラットの皮膚は正常だったそうです。これは、破壊された皮膚細胞から侵入した合成界面活性剤が血液中に流れ込み内臓にも影響したと考えられます。

また、石けんシャンプーを塗ったラットの方は剃られた体毛も再生しましたが、合成界面活性剤で皮膚がただれてしまったラットの体毛は正常には再生しなかったそうです。最近増えている女性の薄毛などもシャンプーやリンスが有力な原因と見られています。

通常、シャンプーを洗い流さずにぬりっぱなしにすることはありませんが、合成界面活性剤は皮膚を通過する量が多く、皮膚の表面付近に残留する分もあるので、毎日のように使えば、かなりの量が体内に蓄積します。また、人間はラットより体も大きいため、すぐには死にませんが、体に非常に悪いものが確実に蓄積されるということは言えます。


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