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●作物別の状況
主力は大豆、とうもろこし、綿、菜種
主な遺伝子組み換え作物は大豆、とうもろこし、綿、菜種の4品目で、他にパパイヤ、アルファルファなどがあります。
2006年の組み換え大豆は世界の大豆栽培面積の64%(5860万ヘクタール)、組み換えとうもろこしは17%(2520万ヘクタール)、組み換えの綿は38%(1340万ヘクタール)、組み換え菜種は18%(480万ヘクタール)です。
組み替えとうもろこしの栽培面積は、スペイン以外のEU諸国で1年間で1500ヘクタールから8500ヘクタールに増えました。また、組み換え綿の栽培面積は、インドで3倍近く増加し、中国でも急増しています。
2006年の組み換え大豆は世界の大豆栽培面積の64%(5860万ヘクタール)、組み換えとうもろこしは17%(2520万ヘクタール)、組み換えの綿は38%(1340万ヘクタール)、組み換え菜種は18%(480万ヘクタール)です。
組み替えとうもろこしの栽培面積は、スペイン以外のEU諸国で1年間で1500ヘクタールから8500ヘクタールに増えました。また、組み換え綿の栽培面積は、インドで3倍近く増加し、中国でも急増しています。
◆世界の総栽培面積に占める遺伝子組み換え作物の割合(2006年)
  | 非組み換え | 遺伝子組み換え | 作付け面積全体 |
大豆 | 3240 | 5860 (64%) | 9100 |
とうもろこし | 12280 | 2520 (17%) | 14800 |
綿 | 2160 | 1340 (38%) | 3500 |
菜種 | 2220 | 480 (18%) | 2700 |
※単位:万ha
大豆
組み替え大豆は米国やアルゼンチン、ブラジルで栽培が盛んです。
大豆は、豆腐や味噌、納豆、しょうゆ、きな粉、ゆばなど多くの加工食品の原材料です。また、家畜の飼料にも使われています。
しかし、日本は大豆のほとんどを米国から輸入し、米国産大豆のほぼ100%が組み替え大豆です。加工食品に組み換え大豆が使われていても、混入5%以下なら「組み換えではない」と表示できるので、知らないうちに口にしている可能性があります。また、組み換え大豆を使った食用油や家畜飼料には「組み換え」の表示義務はありません。
大豆は、豆腐や味噌、納豆、しょうゆ、きな粉、ゆばなど多くの加工食品の原材料です。また、家畜の飼料にも使われています。
しかし、日本は大豆のほとんどを米国から輸入し、米国産大豆のほぼ100%が組み替え大豆です。加工食品に組み換え大豆が使われていても、混入5%以下なら「組み換えではない」と表示できるので、知らないうちに口にしている可能性があります。また、組み換え大豆を使った食用油や家畜飼料には「組み換え」の表示義務はありません。
とうもろこし
(写真:wikimediaより)
日本では、とうもろこし粉、コーンスターチ、果糖液糖といった加工食品の原料のほか、家畜飼料用としても輸入されています。
菜種(キャノーラ)
組み換え菜種はカナダなどで栽培が盛んです。米国では11種類、カナダでは14種類の組み換え菜種が商品として認可されています。
もともと菜種は中国やインド、欧州、カナダなどが主な生産地で、調理用油(キャノーラ油)やマーガリン、パン、ケーキ、チョコレートなど、多くの食品に使われています。調理用油などの原料として日本で利用される菜種の約9割はカナダ産で、カナダ産の菜種の84%(栽培面積ベース)は組み換え種です。
もともと菜種は中国やインド、欧州、カナダなどが主な生産地で、調理用油(キャノーラ油)やマーガリン、パン、ケーキ、チョコレートなど、多くの食品に使われています。調理用油などの原料として日本で利用される菜種の約9割はカナダ産で、カナダ産の菜種の84%(栽培面積ベース)は組み換え種です。
小麦
(写真:Sophosより)
組み替え小麦の開発が本格化してきたのは最近で、かびとウイルス性の病気に対抗するものや干ばつに強いもの、加工しやすいように性質を変えたものが開発または販売されています。
02年12月、米国のモンサント社はカナダと米国で組み換え小麦の販売に乗り出しました。しかし、03年、カナダ小麦委員会が同社の小麦販売申請を撤回しました。日本製粉協会も「製粉会社はパンやめん類、菓子などの製品が組み替え作物で製造されることに疑念を持つ。また、従来種の小麦に組み換え小麦が混入されることを日本市場が受け入れるとは思えない」と述べています。
稲
組み替え稲の開発は、米国やアルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国、インド、イラン、EU諸国、フィリピン、日本など多くの国々で行われています。 中国では、06年現在、組み換え稲の認可審査中で、近く商業化される可能性があります。
日本では、組み換え稲は食品にも飼料にも認可されていません。これまで愛知、岩手、茨城、北海道などで栽培実験が行われてきましたが、商業生産は行われていません。独立行政法人「農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター」は05年から新潟県で行った野外実験に対し、地元の生産者や住民らが実験中止を求めました。
魚
世界中で、鮭やます、めだか、なまず、ふな、鯉、かき、あわびなど多くの魚介類で遺伝子組み換え実験が進行中で、やがて食卓に登場する可能性もあります。
カナダの会社は、成長の速い組み換え鮭を開発し、卵の販売準備を進めています。組み換え鮭は通常の鮭よりも5倍速く成長します。しかし、骨格の異常があり、早く死ぬケースも多いのです。
こうした鮭が養殖のために湖や海の生けすに入れられると、やがて一部が生けすから湖や海に逃げ、自然界の鮭と交配する可能性があります。実際、世界で毎年、数百万の養殖鮭が逃げ出しています。
カナダの会社は、成長の速い組み換え鮭を開発し、卵の販売準備を進めています。組み換え鮭は通常の鮭よりも5倍速く成長します。しかし、骨格の異常があり、早く死ぬケースも多いのです。
こうした鮭が養殖のために湖や海の生けすに入れられると、やがて一部が生けすから湖や海に逃げ、自然界の鮭と交配する可能性があります。実際、世界で毎年、数百万の養殖鮭が逃げ出しています。
※パパイヤ(写真は非組み換え)も
組み替え品が輸入されるのか…。
パパイヤ
米国・ハワイでは、ウイルスに強い組み換えパパイヤが栽培されており、パパイヤの総収穫量の約半分です。日本の食品安全委員会の安全性審査にパスすれば、日本にも輸入されることになります。
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